・ローコスト住宅は欠陥住宅になりそうで心配…
・価格が安い反面、不安が大きい…
・ローコスト住宅で建てて平気なのか…
こんにちは、ワサビです。
ローコスト住宅。
注文住宅を計画するうえで、間違いなく耳に入る言葉ではないでしょうか。
なんの捻りもなく、安い家です。
気になってGoogle先生で検索してみると…
いきなり不安を煽る様な言葉が出てくるので、ローコスト住宅に悪いイメージが付いているのではないでしょうか?
その理由は、多くの人が実際にローコストの仕組みを知らずに安いだけで勝手に脳内変換しているからです。
ローコスト=手抜き?
私は予算が少なく、ローコストハウスメーカーに絞って天秤にかけてきました。
すると、ローコストメーカーに共通点があることが分かります。
それは、ハウスメーカーの土俵で決める事です。
・ローコスト住宅はナゼ安い金額で建てれるのか?
・一般的にローコスト住宅はどんな所が違うのか?
・ローコスト住宅はどんな人が向いているのか?
ワサビです。
建築費の高騰で一度は諦めかけた、夢のマイホームを低予算で実現させるために行動。
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ローコスト住宅とは、とにかくコスト重視の家!
ローコスト住宅とは、その名の通り一般的な注文住宅よりもコストパフォーマンスに優れた住宅を言います。
安いからと言って、柱の数をケチるとか仕上げが雑とか、そういった事はありません。
ハウスメーカー内で、規格化して同じ物でも仕入れ単価を抑える事で、安く提供できることがカラクリです。
なので、ハウスメーカーが決めた物の中から選ぶことが基本的になってきます。
・タマホーム
・アイダ設計
・アイフルホーム など
ローコスト住宅がコストカットしている3つのこと
ローコストは安いですよ!って言われても正直不信感しかありません。
だって、安く建てるには何かを減らしてるじゃない?そう思ってもおかしくありません。
柱や釘を減らしてない?
なので、ローコストは欠陥住宅みたいに思っている人も多いのが正直の感想です。
実は、ローコスト住宅が安く建てられるのには、それなりのカラクリがあります!
それは、経費の削減・建材・設備の大量仕入れで原価を落としているからです。
ハウスメーカー側の企業努力ですね。
では、どのようなコストカットを工夫しているのか解説していきます。
人件費
営業面の人件費を削減するために、間取りの打ち合わせや設備の選定は設計士ではなく営業さんがやります。
我が家で建てたタマホームさんでは、お茶出しまで営業さんがやっていました。
理由を聞くと、人件費削減でなるべくパートさんを減らしているとか。
営業トークかもしれませんが、少し好感度が上がりましたね。(笑)
健気だね~
設備・建材の仕入れ
標準仕様の設備が、全て統一されているので、住設メーカーに大量発注することができ、仕入れ原価を落としています。
例えば、缶コーヒーを一本買うのと、ケースで数本買うのでは、ケース買いの方が安いですよね。
それと同じことで、タマホームなどのローコスト住宅メーカーなどは、年間かなりの受注数を受けていることで、大幅なコストカットに繋がっているんですね。
作業面
標準仕様の統一化によって、現場の作業効率が良くなります。
また、数ある設備から絞ることで、施工の品質を向上させる事ができます。
工期に関しても、大手ハウスメーカーの場合は通常4.5か月~6か月程度で完成させます。
しかし、ローコストメーカーでは3か月程度で完成させることによって人件費等の削減に努めています。
職人は日当制なので、コンスタントに施工することが大切。
ローコスト住宅と言われる平均坪単価は60万円以下
住宅のグレードランクには大きく3種類に分かれています。
種類別に坪単価と代表的なメーカーをみていきましょう。
・ハイコスト住宅 (スペック重視)
建物平均坪単価:90万円/坪 以上
代表的なメーカー:住友林業、積水ハウス、ヘーベルハウス など
全国的な大手ハウスメーカーがハイコスト住宅の部類になります。
注文住宅の平均である38坪の住宅で想定するとおおよそ3420万円程とかなり高めです。
価格に比例してメーカー独自の工法や素材は価値の高い物を仕様しています。
・ミドルコスト住宅 (バランス重視)
建物平均坪単価:65万円/坪~80万円/坪
代表的なメーカー:一条工務店、アイ工務店、アキュラホーム など
コスト面と品質を天秤にかけたバランス重視になります。
注文住宅の平均である38坪の住宅で想定するとおおよそ2470万円~3040万円程と少し高めです。
・ローコスト住宅 (コスト重視)
建物平均坪単価:40万円/坪~60万円/坪
代表的なメーカー:タマホーム、アイダ設計、アイフルホーム など
品質を保ちながら経費削減や独自の仕入れによって高いコストパフォーマンスを実現しています。
注文住宅の平均である38坪の住宅で想定するとおおよそ1580万円~2280万円程と低めです。
ローコスト住宅に向いている人のポイント4つ
ローコスト住宅が向いている人の特徴は大きく分けて4つです。
① 建物に予算がかけられない
ローコスト住宅の一番の特徴である「価格」。
ハイコスト住宅の坪単価と比べるとおおよそ半分の坪単価で建てられます。
土地に予算を持ってかれすぎて建物に予算が無い人や、そもそも低予算で計画している人にはピッタリと言えます。
我が家も土地に全体の60%もってかれた…
立地にもよりますが、土地って意外と高いですよ…
我が家もそうですが、土地購入からだと建物にお金がかけられないんです。
なので、我が家も最初からローコスト住宅メインで考えていました!
② 設備や仕様にこだわりがない
設備や家の仕様を規格化して低価格を実現しているので、ハウスメーカーの土俵で話が進んでいきます。
その点から、どこの設備メーカーでもいい!という人には最適と言えます。
今では、ローコストハウスメーカー側も差別化を図るため、数種類のメーカーと協賛して選べる範囲は増えています。
なので、このメーカーしか選べませんという事は少ないです。
しかし、気どうしても採用したいメーカーとグレードが標準で無ければ、オプション変更となってしまい、規格化のメリットがなくなってしまいます。
結果的にローコストではなくなってしまう…
③ 少しでも早く完成させたい人
ローコスト住宅は人件費のコストカットするために素早く竣工させます。
なので、通常4.5か月~6か月ほどかかる注文住宅を3ヵ月程度で引渡しまでもっていきます。
今住んでいる賃貸との兼ね合いや諸事情で、早くマイホームに住みたい人に向いています!
早くても、手抜き工事ではないよ!
④ 再建築の可能性がある人
30年後・35年後、子供が巣立ってしまい夫婦だけで2階建ての広い家は、かえって住みにくい…
老後にもう一度、家を建て替える可能性がある人に向いていると言えます。
ハイコスト住宅の約半分の坪単価なので、単純にローコスト住宅であれば建て替えも可能になるわけです。
しかも、新築なので、今よりももっとクオリティが上がっていることでしょう。
ローコストで2回建て替えた方が、綺麗な家が維持できる。
まとめ:ローコスト住宅は企業努力の結晶!
ローコスト住宅は決して低価格だからと言って手抜き工事をしている訳ではありません。
各ローコストハウスメーカーや工務店の経費削減や企業努力によって実現しています。
また、標準仕様を統一することによって設備や建材を大量に注文することが安く仕入れれる事が最大の強みとなります。
私も土地から購入したので建物の予算があまりなくローコスト住宅で考え多数のローコストハウスメーカーに話を聞く中で確信したことは
注文住宅計画に関してあまり予算がとれない人は「安ければいい」と考えがちです。
安くできる理由をしっかり理解すればローコスト住宅の魅力がもっと分かると思います。
この記事を見てその魅力に少しでも気づいていただけると嬉しいです。
それでは、また次回。
最後まで有難う御座いました。
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